構造・機構
当社で製造しているレジンコーテッドサンド(RCS)とは、鋳物製造に必要な鋳型材料のひとつであり、珪砂表面をフェノールレジンで被覆したものです。大まかなイメージは下図の様になります。
珪砂を被膜しているフェノールレジンは、加熱により溶融し硬化剤等と反応することで硬化物となり、珪砂同士を連結させることができます。この硬化機構を利用し、砂型(中子等)を成型する事ができます。



RCSに被覆されているフェノールレジンの硬化反応機構は、次のようなイメージになります。フェノールレジンには、大きく分けて硬化剤を使用するノボラックタイプと、硬化剤を使用しないレゾールタイプがあります。